
- ふるさと納税って節約になると聞くけど本当?
- ふるさと納税の仕組みがよく分からない……
- ふるさと納税をする際に、注意すべき点は?
そんな方に向けて書いています。
物価高が続く今、毎日の食費の出費が家計を圧迫していませんか?
そんな中、私が数年前から活用しているのがふるさと納税です。
結論から言うとふるさと納税は、節約の大きな味方となります。
仕組みがよく分からず、なんだか怖いからやらないというのは本当にもったいないです。

お得そうな感じはわかるけど、よく分からないから手を出すのは怖いよ……
ふるさと納税は難しくありません。
金銭的に余裕が持てるかどうかは、知っているか知らないかで大きな差が出ます。
私自身、かつては全財産3,000円になってしまうほどの浪費家でした。
生活が苦しくて、妹にお金を借りたことも。
そこからお金の勉強を始め、人生を謳歌しながら10年足らずで資産1,000万円を達成しました。
新しいことを始めるのは最初は怖いものです。
初めてふるさと納税をするとき私もそうでした。
しかし、やってしまえば意外と簡単でもっと早く始めたらよかったと後悔しました。
今回はふるさと納税の仕組みやメリット・始め方・注意点など、わかりやすくご紹介していきます。
ふるさと納税って何?

ふるさと納税とは、自分の自治体以外に任意に寄付をして、お礼として返礼品をもらえる制度です。
寄付した金額は、自己負担額2,000円を除いて翌年の所得税や住民税から控除される仕組みになっています。
自己負担2,000円以外の金額は、翌年に支払う税金を先払いするイメージです。
要するに、どれだけ税金が上がっても実質2,000円以上のお得な返礼品を頂くという神制度なのです。
寄付金の自己負担2,000円以外の税金はすべて控除される
たとえば2万円寄付すると、翌年の税金から18,000円が控除され、実質の負担は2,000円でOK。
また、10万円寄付でも翌年の税金から98,000円が控除され、実質の負担が2,000円と変わりありません。
要するに、寄付金上限額以内であれば、実質2,000円でお得に返礼品を受け取れることになります。
税金を多く支払っている人ほど、選べる返礼品が豊富になるということですね。
寄付先からお礼として返礼品がもらえる
ふるさと納税は、自分の自治体に納めるはずだった税金を別の自治体に一部納めることになります。
そのお礼として返礼品がもらえるということですね。
寄付金の30%以内の返礼品が寄付先の自治体から頂くことができます。
ふるさと納税がお得と言われるのは、実質2,000円の自己負担以上の返礼品がもらえるからです。
そのお得な返礼品の例として、マンゴーや和牛肉やお米と色々えらべます。
選べるバリエーションも豊富で、魅力的な物がたくさんあるので迷って困ってしまうくらいです(笑)
自分が住んでいる自治体以外なら、どの自治体にも寄付することができるのも魅力の一つですね。

例えば、寄付金上限以内で上記のマンゴー、和牛、お米のすべてを頼んだとしても、実質2,000円でゲットすることができちゃいます!

ホントに!?この3点セットを2,000円で買うことなんて普通はできないね!
ふるさと納税の手順

ふるさと納税の手順は上記の図のようになります。
一つずつ詳しくみていきましょう。
ステップ1:寄付金限度額の確認
まずは、ふるさと納税の寄付金限度額を確認します。
基本的にふるさと納税の寄付金限度額は、年収と家族構成によって変わります。

どうやって寄付金限度額を確認するの?

ふるさと納税サイトのシミュレーション機能で確認することが可能です
ふるさと納税サイトには、寄付金限度額を確認できるシミュレーション機能があります。
例えば、
- ふるなび
- 楽天ふるさと納税
- ふるさとチョイス
これら以外にもふるさと納税サイトはたくさんあります。
自分の状況に合わせて質問に答えていくと、目安となる寄付金限度額が表示されます。
寄付金限度額シミュレーションの種類と特徴
- 簡易シミュレーション:ざっくりと目安を知りたい方に
- 詳細シミュレーション:より正確に限度額を把握したい方に
私の寄付金限度額の決め方
私はいくつかのサイトで簡易シミュレーションをして比較します。
その中で一番低く表示された寄付金限度額を基準にふるさと納税をしています。
さらに、そこから2,000円ほど差し引いた金額を目安に寄付しています。
例えば、
【各サイトのシミュレーション結果】
- Aサイト:52,000円
- Bサイト:50,000円
- Cサイト:51,000円
上記のような結果がでたら、一番低い50,000円を採用し、さらにマイナス2,000円の48,000円を寄付金限度を上限として設定しています。

一番低いシミュレーション結果を採用して、さらにマイナス2,000円で寄付金限度額を決めるのは、どうして?

シミュレーションはあくまで、シミュレーション。寄付金限度額を超えないように保険をかけて、マイナス2,000円と少なめに寄付しています。
簡易シミュレーションはざっくりの寄付金限度額のシミュレーションになります。
シミュレーションはあくまで目安です。限度額を超えると、超過分は自己負担になります。
つまり、2,000円の負担で済むはずが、限度額を超えると数千円〜数万円の負担になることも。
私は「控えめな額」で寄付することで、限度額を超えずに安心してふるさと納税ができています。
【寄付金限度額を確認する時のポイント】
- 色々なサイトでシミュレーションをしてみる
- シミュレーション結果が一番低く出た限度額を採用する
- 寄付額は控えめに設定することで、安心して活用できる
- 不安な場合は、詳細シミュレーションも検討すると安心
ステップ2:ふるさと納税サイトで返礼品を選ぶ
寄付金限度額を把握したら、次は好きなふるさと納税サイトで返礼品を選びましょう。
この時が一番楽しい時でもあります(笑)
返礼品は幅広い
ふるさと納税の返礼品は本当に幅広く、例えば
- お米、お肉、海鮮
- 日用品・雑貨
- 訳あり商品・定期便
- 家電製品
迷ってしまうくらい様々な返礼品があります。
返礼品選びで失敗しないためのチェックポイント
- レビューが良いもの(実際に届いた人の感想が参考になります)
- 配送時期や保存方法(冷蔵・冷凍か、常温保存可能か)
- ストックのしやすさ
- 冷蔵、冷凍なら、容量の確認
ふるさと納税の返礼品は大容量のものが多いので、一人暮らしの方や小さめの冷蔵庫を使っている方は要注意!
冷蔵庫が小さくてどうしても入らないという方は、「トイレットペーパー」や「ティッシュ」などの日用品を選んでも節約に貢献できます。
私の返礼品の選び方
私は、生活費の節約にもつながるように
- 日持ちするお米やさつまいも
- 冷凍肉、冷凍干物
など、日持ちしてストックができるものを選ぶことが多いです。
また、たまにはちょっと贅沢に、
- うなぎ
- 牛タン
- 和牛
などを選んで、自分へのちょっとしたご褒美にするのも楽しみのひとつです。
![]() | 価格:16000円 |

![]() | 価格:15000円 |

そして裏ワザとして、特に私がおすすめなのは、食品の訳あり商品!

訳ありって本当に大丈夫なの?
私も最初は不安でしたが、規格外サイズ、ちょっと形がいびつなだけで、品質にほとんど問題を感じません。
むしろ、「どこが訳あり?」と思うくらいの高品質なものが多い印象です。
訳ありの返礼品は、通常より大容量になって寄付金額も安いので本当におすすめ!
今まで訳あり商品で外れたことがありません。
![]() | 価格:13000円~ |

もちろん、訳ありに抵抗がある方は通常の返礼品を選べばOK!
大事なのは、自分の暮らしや価値観に合った返礼品を選ぶことです。
人気の返礼品は在庫切れになることもあるので、欲しい物があれば早めに寄付を済ませておくのが安心です
私が使っているふるさと納税サイト
私が実際に使っているのは「楽天ふるさと納税」です。
楽天カードを使えば、お得にふるさと納税ができます。
楽天ユーザーであれば、「お買い物マラソン」や「スーパーセール」のタイミングでふるさと納税をすれば、通常のお買い物と同様にポイント還元が受けられるのが魅力です。
実際に私は、楽天で日用品などの必要な買い物と一緒にふるさと納税をして、その分も含めて還元率を上げています。
【楽天ふるさと納税でお得に寄付するタイミング】
- お買い物マラソン、スーパーセールを狙う
- 「0と5のつく日」にふるさと納税をする
※楽天カード使用が条件
「お買い物マラソン」は、月に1~2回開催されていて、ショップの買い回りでポイント還元率がどんどん上がる仕組みです。
実はこの買い回りにふるさと納税も含まれるんです。
スーパーセールもお買い物マラソンと似たように買い回りでポイント還元率がアップします。
さらに「0と5のつく日(5日・10日・15日・20日・25日・30日)」には、追加でポイントがアップします。
この日程とキャンペーンを組み合わせれば、ふるさと納税の実質2,000円負担をポイントキャッシュバックで上回ることも!
まさに、錬金術ですね。

ポイントキャッシュバックでお得だから、この際に色んなもの買っちゃおう♪

本当に必要な物を買いましょう!お得であることは事実ですが、無駄遣いをしてしまうと本末転倒ですね……
楽天経済圏の方には「楽天ふるさと納税」でふるさと納税はとてもおすすめです!
ぜひ、ポイントキャッシュバックが終わってしまう前にお早めに「楽天ふるさと納税」でふるさと納税をしちゃいましょう。
![]() | 価格:7000円~ |

ステップ3:税金控除の申請を忘れずに!
ふるさと納税で寄付するだけでは、税金は控除されません。
自分で「控除申請」をしなければ、寄付金の全額が自己負担になってしまうので注意が必要です!
控除申請には以下の2つの方法があります。
【税金の控除申請方法】
- ワンストップ特例制度(確定申告しない方向け)
- 確定申告
それぞれ見ていきましょう。
ワンストップ特例制度とは?
基本的にワンストップ特例制度を活用できるのは、会社員などの給与所得者が対象となります。
ワンストップ特例制度とは、確定申告をしなくても自動的に翌年の6月の住民税が控除される制度です。
ワンストップ特例制度を活用すれば、寄付金から事務手数料の2,000円を引いた額が住民税から控除されます。
また、確定申告が不要なので圧倒的にラク。
手続き自体もとても簡単なので、確定申告に心理的ハードルがある人にもおすすめです。
ワンストップ特例制度申請の流れ
【ワンストップ特例制度申請の流れ】
- ふるさと納税を申し込むと、自治体から申請書が届く(またはダウンロード)
- 寄付先の自治体から「申請書」が届く or サイトでダウンロードして、必要書類と一緒に返送する(寄付翌年の1月10日必着)
- 翌年度の6月の住民税から控除

最近では、必要書類を提出しなくてもスマホで申請できる自治体が増えてます。さらに手続きがラクになりましたね。

スマホで簡単に手続きできるなら、さらにふるさと納税のハードルが下がるね♪
ワンストップ特例制度を使える条件
【ワンストップ特例制度を使える条件】
- 給与所得者などの確定申告をしない方(医療費控除などを申請しない方)
- 寄付先が5自治体以内(1つの自治体での寄付回数は何度でもOK)
これらを満たせば、ワンストップ制度を使えます。
ワンストップ特例制度が無効になるケースがあるので以下の点に注意しましょう。
【ワンストップ制度が無効になるケース】
- 6自治体以上に寄付する方
- ワンストップ特例制度申告後、なんらかの理由で確定申告を行う方
- 寄付した翌年1月1日時点の住民票の情報が申請時と異なる場合(引っ越しなど)
6自治体以上に寄付した場合や確定申告を行う場合は、ワンストップ制度が無効になります。
また、寄付した翌年の1月1日までに引越しなどで住民登録情報が異なる場合は、寄付先へ「寄附金税額控除に係る申告特例申請事項変更届出書」と「変更後の本人確認書類のコピー」を提出する必要があります。
寄付先は変更後の情報を確認できないことが理由ですね。
これらの理由でワンストップ制度で申告した場合も、無効になる場合があります。
無効になった場合は、確定申告で再度申告が必要となり、寄付先から送付される「寄附金受領証明書」が必要になるので大切に保管しましょう。
確定申告が必要な方
以下の方は確定申告が必要です
【確定申告で申告が必要な場合】
- 6自治体以上に寄付する方
- 医療費控除や住宅ローン控除など、他の理由で確定申告を行う方
- 個人事業主や副業収入がある方(給与所得以外の方)
- ワンストップ制度申請後に、他の理由で確定申告を行う方
確定申告書に、ふるさと納税の寄付金受領証明書を添付して提出します。
ワンストップ特例制度を使えない場合は、確定申告が必要となるのです。
控除申請のポイントまとめ
申請方法 | 条件 | 申請期限 |
---|---|---|
ワンストップ特例制度 | 確定申告不要の給与所得者+5自治体以内 | 翌年1月10日必着 |
確定申告 | ・6自治体以上に寄付 ・医療費控除や住宅ローン控除などで確定申告をする場合 ・個人事業主や副業をしている ・ワンストップ申請後に確定申告をした場合 | 翌年3月15日まで |

ふるさと納税は、控除申請をして初めて「実質2,000円」で済む制度です。
申請を忘れてしまうと、寄付金が全額自己負担に……
せっかくの制度を活かすためにも、「控除申請」は絶対に忘れずに行いましょう!
ステップ4:返礼品を受け取る
税金控除の申請の手続きが終わったら、後は返礼品が届くのを楽しみに待つだけです。
基本的に食材の返礼品は大容量であることが多いので少し注意点が必要となります。
【返礼品を受け取る際の注意点】
- 冷蔵庫・収納スペースの確保
- 配送時期をチェック
上記の2点を注意すると安心でしょう。
返礼品によっては配送時期が指定できないものもあるので、納税をする前にふるさと納税サイトで確認をすることをおすすめします。
返礼品は、ふるさと納税の楽しみのひとつ。
節約に役立つものや、自分へのご褒美として選んだものが届くと、生活がちょっと豊かになりますね♪
よくある質問(FAQ)
ワンストップ特例制度の申請期限を過ぎてしまいました
A. 確定申告が必要になります。
確定申告が必要です。
その際には、寄付先の自治体から届く「寄附金受領証明書」が必要となりますので大切に保管しておきましょう。
ワンストップ特例制度の書類がなかなか届きません
A. スマホ申請に対応している自治体も増えています。
最近では、書類の郵送なしでスマホから申請できる自治体も増えてきました。
マイナンバーカードがあれば、アプリを使って手軽に申請できます。
もしスマホ申請ができない自治体だった場合は、あなたが利用したふるさと納税サイトのマイページや注文履歴から、申請書の発送状況が確認できることもあります。
「発送済み」となっていれば、郵便事情などで届くのが遅れている可能性も。
それでも届かない場合やステータスが確認できない場合は、直接、寄付先の自治体に問い合わせてみましょう。
寄付金受領証明書を紛失した場合は?
A.寄付した自治体に問い合わせをして再発行依頼をする必要があります。
確定申告に必要な書類なので、気づいたらすぐに連絡することが大切です。
多くの自治体では、公式サイトにメールアドレスや問い合わせフォームが用意されています。
返礼品が届かない場合は?
A.ふるさと納税を申し込んだサイトのマイページで配送状況を確認しましょう。
自治体や返礼品によっては、発送までに1~2カ月かかることもあります。
配送時期は、ふるさと納税サイトに記載されている場合がありますので、チェックしておくと安心です。
それでも、不安な場合は以下の対応を取りましょう。
【確認・問い合わせの手順】
- ふるさと納税をしたサイトのマイページで配送状況を確認
- 返礼品ページに記載されている配送時期と比較
- 明らかに遅れている場合は、寄付した自治体に直接問い合わせる
まとめ:ふるさと納税を活用して節約しよう
今回は、ふるさと納税について解説してきました。
ふるさと納税は、うまく使えば実質2,000円で食費や日用品を大きく節約できる、とてもお得な制度です。
さらにサイトの選び方やタイミングによっては、2,000円以上のポイント還元が受けられることもあり、実質負担を上回ることも!
まさに錬金術と言えますね(笑)

ポイント還元は、2025年10月以降なくなるのでお早めに!
「ふるさと納税」は最初こそ少しハードルが高く感じるかもしれませんが、実際に行ってみると意外とシンプルです。
特に大切なのはこの2点。
【ふるさと納税をするときに大切な事】
- 寄付金上限額の確認をすること
- 寄付金控除の申請を期間内に行うこと
この2点をきちんと押さえておけば、ふるさと納税で失敗することがありません。
「なんだか難しそう」「仕組みがよく分からない」と、ふるさと納税をしないのは本当にもったいないです。
会社員は、なかなか節税ができる手段が少ない中で、ふるさと納税は貴重な節税のチャンスとなります。
ふるさと納税をするかしないかで、今後の貯金や資産形成に大きな差が生まれます。
ぜひこの機会に、ふるさと納税を上手に活用して、お得に節約ライフを楽しんでいきましょう!
コメント